先日撮影に成功したシコンハタタテハゼとハタタテハゼの
ハイブリッド疑惑の個体について、やはり間違いないとの
見解が濃厚となってきています。
多くの先生方にご協力いただきありがとうございます。
今までに誰かがどこかで出会ったかもしれない可能性を
否定することはできません。
それを調べるすべもありません。
それでも、僕自身のダイビング人生で最大の出会いなのは
言うまでもありません。
未開拓の離島に可能性を見出して約10年。
多くのオリジナルポイントを開拓してきたその延長線上に
今回の奇跡の子との出会いがありました。
さすがに思いっきり紹介させてください!(笑)
「シコンハタタテハゼとハタタテハゼのハイブリッドと
ハタタテハゼ」・・・もはや早口言葉でしょうね。
世界初と紹介されています。
「https://reefbuilders.com/2016/12/01/amazing-first-report-of-helfrich-firefish-hybrid/」
新種ではないので、この子がいなくなればそれまで。
新種発見の場合、その後の継続調査でそれに会える可能性は
どんどん高くなるはずですが、、。
“偶然の産物”なのでそうもいかない。
“新種”も”偶然の産物”も常に世界のどこかには生息しているわけで
どこかで誰かが見つけて新しい”種”と分かれば新種発見となる。
今回の場合”偶然の産物”であり、なおかつ今まで記録がないということは
新種と同じく世界の海のどこかには生息しているのだろうけど、
“人類が目撃した記録が残っていない”=”世界初記録”ということに。
“深場”=”水温が低く太陽光を嫌う”エリアに生息する種が
関係してるとなると、温暖化による環境変化はダイバーが
遭遇できる可能性を考えるとマイナスの要素でしかない。
僕らが生きてる間に自然界(海)のどこかで、この”奇跡の子”に
誰かが出会う可能性は限りなく”ゼロ”に近いのかもしれません。
バリ島トランベン~魚編~Rhinopias frondosa