2012 10月2日 (水)
「美ら海水族館」 で有名な沖縄美ら島財団より、沖永良部で撮影した
ザトウクジラの写真から個体識別した結果がわかりました。
6個体分の写真を判別し、うち5頭は沖縄ですでに確認済みの個体。
1頭は新識別という結果です。
沖縄慶良間を目指して冬に南下してくるザトウクジラの一部が
沖永良部に立ち寄ったりしている証拠です。
これからも沖縄や奄美と連携してホエールウォッチングの傍ら
識別調査に協力していけたらと思います。
①「識別番号 R-603。沖縄で2006に初確認されて以降、
07、08、09年と、これまでに計4回確認。今回は2年ぶり、
5回目の発見。」
②「識別番号 R-596。沖縄で2006に初確認されて以降、07、08年と、
計3回確認。沖縄ではいずれの年も、約40マイル離れた慶良間諸島周辺と
本部半島周辺の間を移動。」
落ち着きがない子なんでしょうか?沖永良部にも頻繁に来ている
可能性があるが、すぐにいなくなるかもしれない要注意個体ですね。
③「 識別番号 R-447。沖縄では2003に初確認されて以降、04、
10年にも確認。2010年はシワハイルカ一緒に泳いでいるのを確認。」
イルカと遊ぶんですね。楽しそうだなぁ。
④「新識別。これまでの沖縄の個体とは一致しません。」
沖縄でウロウロしているザトウの全てを識別できているわけでは
ないので、中には新識別もいたようです。なんだか少し嬉しいです。
識別番号とは別に、「えらぶ1号」とか読んでほしい。
⑤「識別番号 R-864。沖縄では2008に初確認、今回が2回目。」
⑥「識別番号未定。2011年に沖縄で初確認された個体と一致。
今回が2回目の確認。」
それにしても、うちが撮影したこんな出来の悪い写真で
識別できちゃうんだね。クジラも隠れようがないですな。
ハンマー!ド派手に登場